日本とオーストラリアの教育で大きく違うところは、「協調性を重んじる」か「個性を大切にする」かな気がします。
日本は「協調性を重んじる」ばかり、少しでも他の人と違ったりすると(見た目だったりやる事だったりが)その子が浮いて見えてしまう空気になる傾向があるように感じます。
逆にオーストラリアは「個性を大切にする」教育。そもそも移民の国だから見た目が違っていて当たり前。周りの目を気にせず、自分に自信を持って育っていってる子が多い気がします。だけど協調性はなく、団体行動はできない・・・💦
日本もオーストラリアも、両者をバランスよく取り入れてくれたらいいんですけどね。足して二で割るような教育をしてくれたらなぁ。。
協調性は親がしっかり教えるべきですね。はい、日本人として頑張りますっ。個性を大切にする教えは、すごくいいと思うので。
というわけで、今日はシドニーの公立小学校の興味深い行事をシェアしたいと思います。
もくじ
スピーチ・コンペティション
年に1~2回スピーチ・コンペティション( Speech Competition)というのがあり、テーマはなんでもOK!
まずは各クラスごとクラスメイトの前で発表し、選ばれると全校生徒の前で。そして学校から選ばれた生徒はNSW州全体のスピーチ・コンペティションに出ることになります。
一年生の時からみんなの前で話をする必要性が自然と身につくのは、とても素晴らしいと思います。自分の言葉で表現するので、個性が光りますね!
一年生の時のRinのテーマは、2歳からずっと仲良しなクマのぬいぐるみ「くまりん」について。どんなに大好きかアツく語っておりました♡
とにかくイベント大好き!
Mufti Day マフティ・デー
マフティとは、私服という意味。なのでマフティ・デーは、生徒と先生が制服ではなくカジュアルな服装で登校する日です。でも実はチャリティーイベントの一種。この国では、何かと寄付する文化が根付いています。
ゴールドコイン( $1か$2 )を寄付する代わりに私服で登校する。??なぜ!?そんなに学校の運営費が大変??なのかは分かりませんが、子供にとっては楽しいイベント!普段と違う格好で登校するのはテンションが上がります。オーストラリアの人はとにかくイベント大好き!コスプレ大好き!
毎回色々なテーマがあって、面白かったのは
- パジャマで登校!
先生も生徒もみ~んなパジャマ。まくらを持参の子もいます。あれ?ここ学校だよね??って、外を歩いてる人は目をまん丸くしたに違いありません。。
- 生徒が先生に、先生が生徒になる!
生徒たちは憧れの先生や特徴があって面白い先生になりきり、先生は生徒のユニフォームを着ます。男の先生が、ボーイズのユニフォームをピチピチなんだけど頑張って着て一日過ごしてました。
- 自分の好きな食べ物になる!!
えっ??とうとう人とかじゃなくて、食べ物になっちゃった!
Rinはパイナップルのワンピースにパイナップルのヘアバンドをして、可愛くまとめました。
そしたら朝通学している時、向こうから紫色の風船を体中に付けて登校している子に遭遇。あぁ、君はブドウが大好きなんだね!!と一目瞭然。うんうん、とっても個性的!!だけどこの子は一日中全身風船マンのままでいるのか?体中に時限爆弾つけてるみたいでこっちが怖いわ💦
こういうイベントの時にどれぐらいハメを外していいのか、だいぶ分かってきました。。何でもアリです!!
Book Parade ブック・パレード
文字通り、本の中の自分の好きなキャラクターになって登場する!じゃない、登校する日。はい、一応お勉強しに行ってます、学校へは。
ブック・パレードは年に1回あって、Rinも赤ずきん・『ワンピース』のチョッパー・おばけのコールタール・こちらの絵本にでてくるネズミの海賊・・など毎年楽しんでます。
Harmony Day ハーモニー・デー
このイベントも好きです。
みんな自分のお国の衣装、もしくはお国のカラーを着て登校します。
移民の国ならではのイベントですね。『自分の国以外の国も認め合おう!』という雰囲気が出ています。人類みな兄弟!
ハーモニー・デーは夏なので、Rinは浴衣を着て行ったことがありますが、その日は一躍有名人!生徒だけでなく、先生や保護者のママたちも絶賛してくれました。純日本人はRinだけなので、目立ってたんでしょうね。浴衣って可愛いし♡本人はほめられて嬉しかったけど、一日浴衣で過ごすのはとてもキツかったみたいです。。
個性って同じな人は一人としていない、その人だけのもの。
大人になっても個性を大切にしていきましょ。