もくじ
LGBTQIの祭典 マルディ・グラ MARDI GRAS
今年も始まりました!!
シドニーでの毎年恒例一大イベントの一つ、マルディ・グラの祭典。
マルディ・グラはLGBTQIの認知度を上げるための祭典で、毎年シドニーで開催されるイベントは世界最大規模を誇ります。
同性愛者もそうでない人も一度は見たい、見てほしい!これでもかってほどド派手で華やかで楽しくマジメな(ある意味)お祭りです。日本では絶対に見れない衝撃的で刺激的なパレードは必見!
LGBTQIの意味
- L : レズビアン 女性同性愛者
- G : ゲイ 男性同性愛者
- B : バイセクシュアル 両性愛者
- T : トランスジェンダー 生まれた時に割り当てられた性別に違和感を持ち、性別を越境して生きようとする人
- Q : クィア 性自認や社会的な性・性的指向が確立できず自問している人
- I : インターセックス 医学領域では性分化疾患と言われ、例えば外性器は男性なのに卵巣があるなど、「男性」あるいは「女性」の身体的特徴を持っていない状態
レインボーカラーはマルディ・グラのシンボルカラー。
色の順番も決まっています。色んな色を使っているのは”多様性”を意味し、尊厳と社会運動の象徴カラーなのです。
マルディ・グラの起源
マルディ・グラとはフランス語で「肥沃な火曜日」、英語では「ザンゲの火曜日」という意味。
キリスト教の信者の多くはイースターまでの約40日間、断食もしくは一定の食べ物を制限し、それが始まる前日は「ぜいたくをする日」としてパーティーを行ったのがマルディ・グラの起源です。
ちなみに断食の始まる日、すなわちマルディ・グラの次の日は「灰の水曜日」と言われます💦気持ちが伝わりやすいネーミングですね。。
シドニーのマルディ・グラの始まり
昔は同性愛は犯罪とみなされていました。1978年、それに対する抗議のデモ行進が行われ、それがシドニーのマルディグラの始まりです。
オーストラリアは2017年に同性婚が合法化されました。
今では警察や大手企業もサポートに回り、イベントを盛り上げています。
MARDI GRAS Sydney 2019
今年のマルディ・グラは2月15日~3月3日、約2週間にわたって100以上のイベントが各地で開催されます。
最も盛り上がるパレードは3月2日7:00pmスタートです。一万人以上の参加者が、皆それぞれテーマを決めて思い思いのコスプレをし、3時間くらいかけて行進します。
初めて見た時は衝撃的過ぎてコトバなし・・公共の場でこんな格好してこんなことを・・!?
パレードを見ながら、これを子供に見せていいんだろうか・・??など、自問自答してしまったけど、これがマルディ・グラ!これがシドニー!!これからオーストラリアに長く滞在するつもりで移住してきたのだから、やはりこの国の社会を見せておかないと!と、訳の分からない自問自答を頭の中で繰り返し、一人納得するに至ったのでした。
まぁ当の本人は、私達のお友達で同性愛者は男性・女性共にいるからもともと身近な感覚というのもあってか、すんなり受け入れ楽しんでいました。
ド派手なオネエサンなお兄さんは、コメディアン顔負けの存在感と面白さで場を盛り上げます。パレードは華やかで楽しく、時がたつのを忘れるくらい。でも最も心にグッときたのは、その派手なお祭りの裏には真剣なメッセージが込められているということ。
プライド・多様性・受け入れを真摯に訴えているのが伝わってきます。
地球にはこんなにたくさんの人が住んでいて、み~んな一人一人違う。(たまに顔が似ている人はいるけれど・・)「男性か女性」だけでなく、「男性でも女性でもない人」がいたって不思議ではありません。男性同士・女性同士に恋愛感情を抱く人だっているんです。
パレードを見た人の感じ方は人それぞれでしょう。まだ見たことのない人は、一度は見てほしい!
あなたの人生観が変わるかも知れません。